留辺蘂町の「巧」 太田勝男氏 技能功労者に

北見市留辺蘂町で建築板金業を経営する(有)太田商会 代表取締役 太田勝男氏がこのほど北見市技能功労者表彰を受賞。地元誌の「経済の伝書鳩」~平成25年度技能功労者の横顔~に記事が掲載されました。以下に、その全文をご紹介させて頂きます。

-25年度技能功労者の横顔-

「50年、私を支えてくれたのは先輩の指導と地域の人達です」北見市留辺蘂の(有)太田商会代表取締役、太田勝男さん(65)は受賞のよろこびをかみしめている。

(有)太田商会代表取締役・建築板金工 太田 勝男さん(65) 先輩と地域に支えられた50年 若手の指導にも力 家を守る屋根、仕事は丁寧に

留辺蘂で生まれ育ち、中学を卒業してすぐ叔父が経営していた同社に入社した。「怒鳴られ、たたかれながら仕事を覚えました」と少年時代を振り返る。

仕事は屋根の板金が主体。夏は猛烈に暑く、冬は凍えるほど寒い。それでも「屋根は家を守る。仕事は常に丁寧に」との思いを貫きながら腕を磨き続けた。太田さんを納得させる仕上がりの基準は「美しいこと」。「納得がいかない時は『なぜ?』と考えました」と太田さん。「どんな複雑な形状でも雨水の流れを予測して漏れないようにするのが職人の使命」という。

機械化が進み、防水資材も進化した。道具を使った作業はほとんどなくなったものの、現場で屋根を仕上げる時の厳しい視線は変わらない。

コンピューターが発達した今「仕事の方法も変わりましたね。これからは若い人の時代です」と、若手の指導に熱心な太田さん。「仕事を覚えるのは忍耐だと思っていましたが、今は教えるのに忍耐力を使ってます」と、笑う。

この道一筋半世紀。太田さんは「地域の人に仕事を与えていただいたからこそ今があります」と、感謝を込める。

素敵な記事ですね(^_^) このブログでは今後も留辺蘂の人物をご紹介させて頂きたいと思います。
太田勝男様、受賞おめでとうございました!!

◆(有)太田商会
℡0157-42-2222

北海道北見市留辺蘂町上町3番地