110年の歴史~瑞穂小中学校の閉講式

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北見市立瑞穂小中学校の閉校式が平成29年11月3日(土)に行われました。
110年の歴史に幕をおろす同校の閉校式には、来賓はじめ地域の方々・歴代の校長・教職員・卒業生・在校生・関係者など総勢300名余りの人が出席し、閉校を惜しんみました。
(※平成30年3月に閉校して留辺蘂小学校と統合)

閉講式・思い出の集い

閉校事業協賛会の長瀬順一会長より、瑞穂地区の歴史から閉校に至るまでの経緯などを涙ながらにお話しする姿や、比留間信一校長のあいさつでは、同校のこれまでの歴史や生徒へのメッセージが送られました。
式の最後には在校生による合唱「明日に向かって」が行われ、感動的なひとときとなりました。

閉校式後に会場を移して行われた「思い出の集い」では、長瀬協賛会会長、村上孝幸現PTA会長、辻直孝北見市長のあいさつにはじまり、歴代校長・歴代PTA会長・長年勤務職員の方々に感謝状が贈呈されました。

北見市教育委員会の志賀亮司教育長の乾杯のあとは「映像による瑞穂小中学校の歩み」が披露され、ドローンで撮影した瑞穂地区の映像や歴史を感じる映像などが同校のPTA環境部長の井上光夫さん進行のもとでスクリーンに映されました。

上記のほか、懇親の場では、歴代教職員と同校の卒業生などの再会等もあり賑わいを見せました。

敬意を表し、以下に同校の沿革をご紹介させて頂きます。

瑞穂小中学校の沿革

明治40年7月 私設仮教室を開設
明治41年4月 仮校舎建設
同年  9月 常呂郡野付牛村相内尋常高等小学校所属佐呂間特別教授場(公立)
明治45年7月 校舎新築(西勝寺向い31.5坪)
大正4年4月 留辺蘂尋常小学校所属佐呂間分教場と称す
大正5年7月 校舎新築(現在地85.5坪)
大正6年1月 佐呂間尋常小学校と称す
大正14年4月 佐呂間尋常高等小学校に改称(高等科設置)
昭和8年10月 佐上尋常高等小学校に改称
昭和12年11月 校舎全面改築(463坪)
昭和15年4月 瑞穂尋常高等小学校に改称
昭和16年4月 瑞穂国民学校に改称
昭和22年4月 留辺蘂町立瑞穂小学校に改称(中学校併置)
昭和33年11月 開校50周年記念式典開催
昭和35年4月 在籍児童生徒数 最高人数(小318名、中119名)
昭和39年3月 校舎新築落成記念式典
昭和46年7月 簡易プール設置
昭和53年12月 スケートリンク水道施設
昭和55年10月 トリムランド新設
昭和56年10月 網走管内体力づくり優秀校として表彰
昭和63年11月 開校80周年記念式典・祝賀会開催
平成元年3月 校舎改装・FFストーブ設置(普教6・職員室・校長室)
平成2年9月 水道浄化槽新設(旧児童玄関)
平成7年4月 教育目標改定「新教育目標設定」
平成7年10月 第44回全国へき地教育研究大会北海道大会
平成8年2月 網走管内教育実践表彰受賞
平成9年1月 まきばの里山村留学推進協議会発足
平成9年5月 山村留学ホームページ開設
平成9年10月 環境美化実践校表彰
平成10年4月 山村留学開始
平成12年8月 全国中体連卓球大会個人戦出場(宮崎県)
平成14年8月 全国中体連卓球大会個人戦出場(大阪市)
平成16年8月 全国中体連卓球大会個人戦出場(甲府市)
平成17年10月 第25回網走地区へき地複式教育研究大会開催
平成18年3月 北見市立瑞穂小中学校に改称(合併により)
平成20年11月 瑞穂小中学校開校100周年記念式典・祝賀会開催
平成23年1月 校旗新調
平成25年8月 全国中体連卓球大会個人戦出場(岐阜県)
平成26年8月 全国中体連卓球大会個人戦出場(徳島県)
平成29年11月 閉講式・思い出の集い開催
平成30年3月 110年の歴史を終えて閉校

ご紹介/卒業生から在校生へのメッセージ

この詩は,平成7年3月に卒業した生徒が在校生に送ったメッセージ。
この詩は,今でも瑞穂の子どもたちに受け継がれているとのこと。山村留学生もこの詩にあるような瑞穂小中学校で地元の子どもたちとともに大きな成長を遂げています。
「総合教育技術」3月号〜詩のある風景〜に「私たちの願い」が掲載!

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